No.1〈酒井先生のトウモロコシ、ヘアー〉

村本めぐみ さん( 短大9回生(純心時代は木岡英三郎先生) )

私が酒井先生にレッスンをお願いしたのは28歳頃でカワイ音楽教室の講師をしていたので午前中にレッスン受けて午後教室に行くのが殆どでした。生徒が学校休みの時には午前中仕事をして夕方レッスンに行った事もありました。その頃酒井先生は髪を長くしてバッハのような容赦でした。純心聖母会Sr.石川和子先生(グレゴリオ聖歌の先生)が酒井先生の髪型を「あの先生の頭見ているとトウモロコシみたい!!」と仰言り、私が結婚する前1986年の春でした。その年の夏に父が畑で採れたトウモロコシを渡されました。私はオルガンレッスンの時に「我家の畑で採った玉蜀黍で“先生の髪の毛”のつもりで持って来ました!!」と言って差し上げ、石川先生から…と話しました。

酒井先生は「有り難うございます。早速“共食い”します!!」とテレながらおっしゃいました。武蔵境のお宅へレッスンに行ってた時の話です。        カトリック松原教会へコンサートに行った時にある母親が子供に「見て御覧なさい!!あのオジさん“バッハ”みたいでしょ!!これからオルガン弾いてくれるのよ」と話していました。2つ結びして左右のゴムの色が違って笑っている学生も居たそうですが、“良い先生”という印象が強いので、そういう姿も笑い話の1つでした。武蔵境のお母様が「多賀志の髪の毛には困りましたね。孫にも(「切るように伝えて」と)言ってるんですけど切らないで20㌢伸ばす⁉なんて言ってるんですよ!!」と。

 1987年の2月に私は結婚して伊豆に行き、年に数回里帰りしながらレッスンに行きました。子育て中はレッスンに行ってませんでしたが、娘が大学生になってから私の実家に住み、再度年に数回レッスンをお願いしました。数年前からは盛んにパソコンでオルガン工房サカイを見て、いつコンサートに行こうか?7月2日に64歳になった私は来年になればシニア料金で聴ける!!等思っていました。昨年12月中旬にパソコンで見て酒井先生の訃報を知りました。

替歌🎶我らはカメの子🎶を泣きながら歌っています。

♪我は海の子の旋律に合わせて歌ってみてね

~あみん~

 私は酒井先生が長髪にしていた理由についてお尋ねしたことがあります。先生はその当時、酷い喘息に悩まされていて、その治療の一つとして玄米食を始めたそうです。玄米は固いので良く噛む必要があり、それは「瞑想」に近いものだったので、髪の毛も伸ばさずにはいられないということでした。


今回おすすめするオルガニスト酒井多賀志コンテンツ

代表作!流離/SASURAI


♪楽譜〈流離/SASURAI〉

楽譜〈流離/SASURAI〉
イギリス、オックスフォード大学出版局

♪CD<流離/SASURAI パイプオルガン、尺八、筝の出会い>

(視聴)

曲名作曲者名
1)瞑想的即興曲「流離」Op.17酒井多賀志
2)オルガンと筝の為の瞑想曲「里の空」Op.24酒井多賀志
3)「オルガン、尺八、筝の為の綺想曲」Op.25酒井多賀志
4)「祈り」Op.29-4酒井多賀志
5)「オルガンと尺八の為の対話」Op.22酒井多賀志
6)交響的即興曲「光と風と波の心象」Op.3酒井多賀志

酒井多賀志公演会 記念事業 公式HPより引用

「1990年にリリースされた酒井多賀志初のCD『流離』(SASURAI)が 絶版となっておりましたが、このたび、記念事業相談役・三塚氏のレーベル 「Nothern Lights Record」より再販きることとなりました。これは酒井 の念願もありました。 本CDには尺八・三塚氏と箏・小野氏とのユニークなアンサンブルも収 録されており、全てオリジナルの作品です。 『箏や尺八が海外から輸入されて日本の楽器になったように、 自分はパイプオルガンを日本の楽器にしたい』 そんな酒井の情熱と信念に基づいた音楽活動を象徴する初CDの復刻 版です。デザインは再販に合わせて一新されますが、これま絶版によりご 購入いただけなかった皆様にもお届けきることとなりました。 リリースにつきましては、準備が整い次第、公会ニュース等お知らせさ せていただきます。」